2010年11月27日 (土)

空白の1年
何があっただろうか
私は多分、忙しくしていた。
それでもあなたとは、色々な場所に行ったと思う
なのにどうしてだろう、
思い出そうとして、霞んでしまう。

重みや、実感が無くなってしまった
あなたも、私に困ったのかもしれない
もう、いらなくなってしまったのかもしれない
思い出を消し去るのが辛くて
未来が無いのを分かっていても
一緒なら大丈夫だと思っていた
けれど、私は一人しか居なかったんだね

白い霧の中
隣に居たはずのあの人は
ずっと遠くへ行ってしまった
私じゃないものを見て
喜び、悲しみ、生きていくのだろう。
私が望むよりも
まだまだ夢を見ていたいのだろう。

だから、私は行きます
あなたに頼らないように。

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青い月

青い月、あなたが必要
冷静でいられる美しい月
ここでは空気が眩しくて
あなたの光は届かない

人の秘密が誰かを切り裂く
何気ないつぶやきが私を壊す
ただ目の前で見えなくなっただけ
あの頃の気持ちだけ残っている
笑った瞳、少し戸惑った手、遠慮がちな気持ち

変化するとあなたは言った
ずっと同じでは居られない
でもそれは本当?
どうなるかなんて、誰も知らない
変わらないを望むのはエゴ?

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2009年8月 8日 (土)

あなたは私に、白い服を着せたがった。
私は、着難いから嫌と言っているのに
買ってくれる服はいつも白だった。


ある日私は、その白い服を着て彼に会った。
彼は目を細めて
君が白い服を着ると、なんだか不思議に見える
と言った。

私は白が好きだった。
携帯と、テーブルと椅子、それにバッグは大抵白だった。
白に、グレーに、鉄の黒とガラスの緑
それが私の好きな色だった。


あなたは目を細めて私を見る。
白を纏うと、肌が透けたように見えるね
そう言って私を愛してくれた。

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2009年7月19日 (日)

押し付けられる感情
思惑
戦略と策略
かけひき

自分次第
強いひとはそう言う
あの人のせい
弱いひとはそう言う

小さなカップに寄せ植えされた
小さなかわいいサボテンたちが
私のように見えた
今はかわいくとも
ほどなく居場所に苛まれる

誰も彼も自分が好きで
早々
悩みにつきる
朝夜

自分次第
あなたはそう言う
あなたのせい
わたしはそう言う

好きとか嫌いとかもうどうでも良くて
ただ私だけの居場所が欲しいだけ
幻想を抱いた
あなたとの場所に
今はもう何も見えない
陽が落ちて行く部屋に
ひとり一日ベッドで過ごし
頭がいかれる程考えた
私の明日にもう何も無い

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2009年3月23日 (月)

鏡が見たくない日もあるのよ。
彼女が言った。

毎日毎日、嫌いな自分を見続けなければいけないなんて厭。

そう言いながら、彼女は自分のコーヒーに小さく笑って写してみせた。
でもね、時には鏡が必要な時もある。
鏡が無ければ、自分は見えないのだもの。


彼女は僕の事を時々愛し、時々嫌った。
愛される時、そして嫌われる時は簡単だった。
けれど、涙を流しながら僕の腕の中に居ることもあった。
そんな時、僕はどういう顔をすればいいのだろう。


鏡は、見つめすぎると取り憑かれてしまうのよ。
だから程々が大事。
そんな事分かっているけど、鏡を割ることは出来ないの。
きっともう私、鏡に取り憑かれてしまったのね。

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2008年4月28日 (月)

mirror

君は鏡だ
私の鏡。

悪態をつけば、悪態をつき
ご機嫌ならば、ご機嫌鳥。
文句を言えば、いらっとして
だらけていれば、横でだらけて
好きだと言えば、好きだと返す。

だから私はあなたに聞いた。
あなたの意見はどちらにあるの?
君も聞き返す、あなたはなぁに?

だからいつも、話は平行線。
うやむやになって、抱きしめあってそれで終わり。

君は鏡だ
私を映す鏡。

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2008年4月27日 (日)

意思

自分が何なのか、そんなことを考える事自体は無意味で
自分はどんなものなのか、それを確認する事が生きているって事かもしれない。
くだらない自分に気づいて、
そのくだらない自分に何が足りなくて
何を欲していて
何を大切にするのか。
その答えを明確化させておかなければ
自分なんて、ただ世界に振り回される紙クズ人間だ。

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2008年3月 2日 (日)

何もかもの決断

新しい事をはじめる時には、決断が必要。
いままでの事を終了する時も、決断が必要。

新しい事の覚悟は、比較的容易で
終了する時の決断は、難しい。

いつまでも同じ所には居られない
人は変化しなければならない
変化のためには、始まりと終わりが必要で
潔い、終わりの決断が必要。

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2008年2月 6日 (水)

自分という着地点

出してきた結論によって
私は変わる訳ではないけれど
今まで知らなかった気持ちや、
自分について
深く関わるあなたについて、
色々考えて来たのだと思う。

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2008年2月 3日 (日)

Sleeping Sheep Story

「あなた、人を振ったことはある?」
マントをかぶった羊の頭が聞いた。
「あるわ。知らない人も、嫌いな人も、好きな人もぜんぶ」
「へぇ、だったらこっちだね」
羊はマントを翻した。体は無かった。いや、針金しか無いと言った方が正しいか。

「ご主人、いつものね」
羊がカウンター向こうのコックに言うと、コックは私と羊を順番に見て言った。
「いいや、お客さんなら直接注文とらねぇと。」
「どうせいつものしか出さないでしょ。」
「お客さん、何になさいます。」
コックは無視して私に聞いた。
「おすすめは、何なんですか?」
「そりゃもちろん、カレーですよ」
「やっぱりいつものじゃん!」
「じゃあ、それで・・・。」

私は羊に手をひかれ、テーブル席についた。
少し薄暗い、絵本の世界のようなバーだった。

「あなた、ここが何なのか気になってるんでしょ」
羊は席に座りながら尋ねた。
「ここは・・・そうね、はざま酒場とでも呼びましょうか。
夢と現実のあいだ、覚醒と朦朧のさかいめ、生と死の中間にあるはざま酒場。
あなたは今日は、夢からいらした。だから案内人はこのあたし。どう、わかった?」

まわりを見回すと、どの席にも私のような人間と、マントをかぶった相手が座っていた。
「あなたは今、夢で現実を見ているの。ここもあたしも夢で現実よ。
あら、いつものが来たじゃない。う〜んいい匂い。」

コックがカレーとウィスキーを運んできた。
夢なのに、なぜか湯気が生々しい。
「あんた、これは夢だって思ってるんでしょ。でも違うわ。ここははざま酒場。
夢じゃない。でも現実でもないフロアなのよ。」
私はじろじろと、羊の頭と体を見比べてスプーンを取った。
「待って!そのカレー・・・私にもくれない?」
「こら!お客さんの食べ物を奪うんじゃねぇ!」
コックが怒鳴った。
まぁまぁ、という顔をして羊が舌をひっこめた。

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